特集企画

“絵を通して幸せを”イラストレーター ミズタマリ

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#1日1絵 や#置き画 をはじめ、繊細で女性らしいタッチのイラストが人気の@mari919さんに、どのようにしてこのイラストが描かれているのか、イラストへの想いや、プライベートまで、お話をお伺いしました。

お名前は?

ミズタマリさん(以下ミズタマリ)
ミズタマリ【@mari919】です。旧姓から、学生時代に「みずたまりちゃん」と呼ばれていて、それを(イラストレーター名として)使っています。

プロのイラストレーターとして活動されていらっしゃるのでしょうか。

ミズタマリ
現在は、instagramにイラストを投稿して、お声をかけていただいて、自分で出来そうかな‥と判断した時にお仕事を受けるという形で、積極的には活動はしてないんです。もう十数年前になりますが、イラストレーターとして活動していた時期がありました。こちらの『SUNNY DAYS COFFEE(サニーデイズコーヒー)』さんは、その時に知り合って声を掛けて頂き、このような機会(ミズタマリポストカード原画展)を与えていただきました。

《ミズタマリ(mari)原画ポストカード展》〜2019/7/31 wed.まで @sunnydays coffee

イラストをはじめられたきっかけ等ありましたら教えてください。

ミズタマリ
幼少期から絵が好きで、ずっとその流れで‥。特に勉強したわけでもなく、趣味の延長でした。本当にただ絵が好きで、友達に見せたら気に入ってくれる人がいて。「なんか出してみたらいいよー」みたいな感じで言ってもらったり。それで、KTSの『アートマーケット』に出展をして、ちょっとずつ世界が広がったんです。そのタイミングで勤めていた会社も辞めて、一時期イラストレーターとして活動していました。今は出産を機に離れてしまっていて‥。

今は活動をセーブしている感じですか?

ミズタマリ
どんどん描けなくなっていって‥。子育てをしながら仕事を受けていた時に、締切が迫っているのにインフルエンザに全員かかって‥ていうこともあって(苦笑)。もうちょっと一旦やめようと思ったんです。

でも絵を描くこと自体、本当に描けなくなってしまって。1回辞めようと思ったんですね。その“イラストレーター”って名乗ることも、自分でもなんか納得いかないしっていうのもあって。ですけど、主人が「別に辞めなくてもいいんじゃない?一人でも好きだと言ってくれる人がいれば」と言ってくれて。

そこで思い付いたのが『#1日1絵』。1日1枚なら描けるかな、絵の練習にもなるかな、という感じで。ファッションが一番バリエーションがあって楽しいかな、と“ほぼ日手帳”に1日1枚ずつ、描きはじめました。

なるほど。『#1日1絵』私も楽しみにみていた1人です。それでフォロワーさんも増えましたよね。

ミズタマリ
そうだと思います。

置画も素敵です。セレクトされているものが、トレンドに敏感な女子にはグッとくるものばかりというか。

ミズタマリ
私も自分自身が素敵だなぁと思うものを描いています。

何か参考にしているものはありますか?

ミズタマリ
私のイラストは模写がほとんどなんです。なので写真を見て、組み合わせてみたりとか‥。素敵なファッションの写真があれば、それをちょっと描いてみたりして。ファッション誌や“Pinterest”をよく見ています。

主にどのような道具を使用して描かれていますか?

ミズタマリ
PCは使わず、文房具ですね。

よく拝見する線画はこちらを使っているんですね。

ミズタマリ
そうですね。これ描きやすいです。いくつか使ってみたんですけど、結局これに。全然特別なものではなく、文房具やさんに行けば、よくあるものです。0.1、0.2、0.3、0.5、0.8とか・・・。

ミズタマリ
文房具もすごい好きなんです(笑)。紙とかメモ帳とか好きなんです!紙質とかすごい見ちゃう。厚みとか、手触りとか‥フェチなんです(笑)。

色鉛筆は、もう20年くらい前になりますが‥当時付き合っていた方に誕生日プレゼントで頂いた、30色くらいのやつを今も使っています(笑)。今は500色の色鉛筆が欲しいなと思っていて。使いこなせるかなぁ‥使えるかなぁって。今まで、色鉛筆ってちょっと小馬鹿にしていたところもあって。小学生が使う感じというか‥でも色鉛筆を使って描いていると、可能性がすごいなって。今大人の塗り絵とかって流行ってますよね。ハマる人の気持ちがすごいよくわかる(笑)。色鉛筆で、どこまでいけるかっていうところが楽しいです。

描く際の想いだったり、気をつけていることはありますか?

ミズタマリ
見てくれる人が幸せな気持ちになったり、楽しい気持ちになるような絵を描きたいなと思っています。今回のイラスト展も原画っていうことで、神社に行って、私の絵を買ってくれた人に「良いことがありますように!」って神様にお願いしてきました(笑)。年を重ねるにつれて、神社とかがすごく好きになってきて。展示が終わった時に「原画を手にしてくれた人が、良いことがありますようにってお願いいっぱいしてきたので、いいことがあったら教えてください!」ってインスタに書こうと思って。そういう付加価値がつくとまたいいなと思って(笑)。買ったら幸せになるみたいな(笑)。

おもしろい!いいですね。

ミズタマリ
今まで、原画を出すっていうことをあまりしたことがなくて。一人で絵を展示して、誰かが見にきてくださってっていうのはしたことなかったので、小さなスペースなんですけど、特別な機会になりました。

制作にどれくらいのお時間がかかりますか?

ミズタマリ
モノによるんですけど、あまり長い時間はかけられなくて。私結構のめり込んでしまうタイプなんです。ずっと集中して没頭してしまうので、ノンストップで、何もかも後回しになってしまって。トイレに行くのも水を飲むのも忘れちゃうみたいな感じになるんですよ。だから1つが小さいポストカードだったり、スケッチブックだったりするんですけど、長くても1時間〜1時間半以内で描けるものを描いてますね。

ミズタマリさんのinstagramといえば、お洒落なイラストに加え、ご自宅、ライフスタイルだったり、飾らないご家族の投稿であったりも、人気の1つかと思いますが、プライベートについてもお伺いさせてください。

ご自宅は最近フルリノベーションされましたよね。

ミズタマリ
主人が建築士なので、築30何年の建物を購入して、一旦全部ぶち抜いて、スケルトンにしてから主人が内装を設計しました。

壁紙や窓枠、家具、器、ディスプレイの仕方‥どこを切り取っても素敵ですが、ミズタマリさんがセレクトしているのでしょうか。

ミズタマリ
そうですね。だいぶ主人が譲歩してくれて(笑)。彼は現代的なものが好きなんですけど、私はアンティークやクラシックなものが好きなので、お互い妥協しながらも、私の方が家で大半の時間を過ごすので、意見を優先させてもらうことが多かったのですが、二人のセンスがいい感じにミックスされているのではないかなと思います。鹿児島に素敵なお店が結構あって、『adu.』さんとか、『ギャラリー陶夢』さん、『HARRYS ANTIQUE MARKET』さんが好きです。リビングのドアはお店の倉庫にあった古いドアを建具屋さんに頼んで綺麗にしてもらい、色をペイントしたり、ドアノブは真鍮を自分で取り寄せつけてもらいました。

まりさん自身は鹿児島出身ですか?

ミズタマリ
産まれも育ちも、そうです。

ミズタマリさんのセンスはどこで培われたものだと思いますか?どういったものに影響された等あったら教えてください。

ミズタマリ
やっぱり美しいものが元々好きだったとは思います。育った環境で言えば‥いわゆる実家という感じの実家なんですけど、いろんなものがあったなぁと思いますね。あと父も絵画が好きで、よく美術館に連れて行ってもらったりとかはしてたかな。県外に旅行に行っても、まず美術館に行っていましたね。それと旅行に行ったら、とりあえずいろんなものを買ってきて、それが部屋の中にいっぱい飾ってあるんですね。センス皆無なんですけど(笑)。例えばこう『アフリカ置物』があったら、隣に『カッパドキア』があって、その隣に大きい『王将のコマ』があってみたいな‥なんでもかんでもごっちゃーって。その隣にテディベアも置いてあったみたいな(笑)。カオスですよね(笑)。あと父が本も好きだったので、全集だったりだとか、美術館の図録みたいなのもいっぱい家に置いてあって。とりあえず何もないからじゃあと見てましたね。

お父様の影響は大きいかもしれませんね。積極的にそういう場所に連れて行ったもらったりだとか。

ミズタマリ
あまり父に遊んでもらった覚えはないんですけど、そういうところはあるかもしれないですね。逆に母親は私が見たい“漫画”を買ってきてくれるんです。父に内緒で『ジャンプ』とか『りぼん』とか買ってきてくれて。私はどちらかというとその漫画の方がすごく好きで、それこそいろんな作家さんの絵を真似して、ずーっとずーっと描いていて。

それもルーツの一つになっているんですね。

ミズタマリ
ずーっと絵ばかり描いていたので、すっごい怒られていて「絵で食べて行けるわけないんだから勉強しろ」って。絵の道に進むことは本当に反対っていうか、ままならなくて。「自分の人生って何なのかな」って感じになっていましたね、その頃。進学校に入学して地元の大学に行って、就職しようとした時に、やっぱり絵を描くことが好きだから、“絵やデザインの仕事”がしたいなと思っていて。でも経験も勉強もしていない人を採るところなんかないじゃないですか。それで、普通に就職をしてってなったんですよね。

でもやっぱり好きっていう気持ちってすごいなと思っていて。今は“インスタ”とか“ソーシャルネットサービス”がすごい流行ってるから、今からの人はすごくいいなと思うんです。私達の時代は見てもらいたいと思ったら、どこかに作品を出して、プロフィールを作って、持ち込んで、とかするしかなかったんですけど‥今は本当に好きなことだったら“SNS”を使って発信ができて、多くの人に見てもらえるし、それを好きって言ってくれる人からお仕事をもらえたりする。だから好きなこと、やりたいことがある人は、どんどん好きなことをやっていったらいいなと思いますね。

そうですね。発信ができて、さらにこうやって支持してくれるフォロワーが8000人いるって、すごいことですよね。

ミズタマリ
私も描きたいものが色々あって。ファッションイラストを描いている時に、ファッションが好きでフォローしてくださった方もいらっしゃると思うんですけど‥途中でガラッと変えたりするし(苦笑)。色々なものが好きで、それに合わせて内容もどんどん変化していくので、フォロワーさんも戸惑うだろうなとは思いながら‥ちょっと変わったことをするたびに減り、増え、減り増え‥みたいな感じですね。

フォロワーは鹿児島だけにとどまらず、県外・海外の方も多いですよね。

ミズタマリ
びっくりするのが、台湾や香港等、海外の“まとめサイト”とか、“キュレーションサイト”に、私の投稿をまとめてくださったりするので、海外の方が見てくださることも多いですね。

すごいですね。

ミズタマリ
そうですね。全然よくわからないんですけど‥それこそ家の中で描いているだけなので、すごいなぁと思います。

産まれも育ちも『鹿児島』ということですが、『鹿児島』のどういったところが好きですか?

ミズタマリ
若い頃は県外に出たい気持ちが強かったんですけど、今は『鹿児島』が大好きです。『桜島』はやっぱりパワーをもらうなー!って思いますね。火山は地球の力を感じられるなぁというか。桜島側に渡る機会は少ないんですけど‥それこそ、この辺り(甲突側沿い)で、早朝、橋の上から見る『桜島』が綺麗なんですよ。空が川に写って。その風景がすごく好きで。日の出前とかちょっと日が昇る感じとか。最近は、与次郎の海沿いを『桜島』を横目に走ったりも・・気持ちがいいです。ヤシの木がちょっとハワイみたいですよね。

これから先も書き続けたいもの、これからチャレンジしていきたいもの、があったら教えてください。

ミズタマリ
これからも自分が「綺麗だな」「良いな」「美しいな」と感じたものは、誰かの為にというよりも、描きたいなと思って描き続けていくだろうなと思っています。それを見てくださる方が同じような気持ちで、良いなと思ってくれたらとは思います。若い頃には「雑誌に載りたい」とか「とりあげてもらって有名になりたい」っていう気持ちもあったんですけど(笑)、最近は本当になくって。先程お伝えしたように、見てくれた人が幸せな気持ちになったり、例えば‥絵を買ってくださった方が家に飾って、風景の一部になって、「好きだなぁ。好きなものが増えたなぁ。」と思ってくれたら嬉しいですね。こっちからチャレンジっていう、ガツガツした気持ちは本当に今なくて。この流れに乗って、おばあちゃんになっても描き続けていけたらいいなと思います。

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【取材協力店舗】 SUNNY DAYS COFFEE
住所 鹿児島県鹿児島市新屋敷町4−22
電話番号 099-213-9597
営業時間 平日12:00〜16:00/土日祝日11:00〜18:00

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